ホーロー浴槽は浴槽自体の価格も高く、新しいものへ取り替える際には費用が大きいのが特徴です。加えて、お見積りの段階から追加料金も発生しやすい。なぜなら、撤去した後の状態や撤去後の浴槽の設置できるかどうかの確認と新しいホーロー浴槽のサイズによって金額が変わるからです。

一方で、ホーロー浴槽塗装や補修は浴槽の材質によって価格が大きく変わるわるわけでもなく、一般的な相場(8万円〜15万円程度)で専門業者に依頼すること可能です。

そして、一般的な業者にくる住宅の浴槽塗装、補修はホーロー浴槽がほとんどです。なので、当記事ではホーロー浴槽の特徴と、それに基づきホーロー浴槽塗装、補修、取り替えの費用比較をまとめてします。

ホーロー浴槽
全体の8割ホーロー浴槽

※ヌリバスにくる相談者様の浴槽タイプ

ヌリバスは浴槽塗装業界でもすくないホーロー浴槽塗装を得意とするサービスを得意としております。

最後に、浴槽塗装業者の選び方に関してポイントをご紹介しています。

井上保
一級塗装技能士

10年以上にわたり、多くの方々から浴槽の塗り替えについての相談を受けてきました。多くの方が、「新品に交換するよりも、現在の家を大事にしたい」とおっしゃいます。そのような貴重なご意見は、私たちのサービス精神にも深く響いています。浴槽塗装を専門とする私たちは、お客様の期待に応えるため、技術の進歩に常に取り組んできました。目指すは、より多くのお客様に満足と喜びを提供すること。お客様一人ひとりとの深いつながりを価値あるものと考えています。

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ホーロー浴槽の特徴とは?

ホーロー浴槽とは

日本語の漢字では「琺瑯」と書きます。英語ではenamel。つまり、ガラスコーディングを金属製の浴槽の表面に施したものが、ホーロー浴槽です。

ホーローは金属(通常は鉄や鋼)の表面にガラス粉末を塗布し、高温で焼き付けることによって作られます。

このプロセスにより、ガラス質の層が金属に密着し、滑らかで光沢のある表面が生まれます。基材が鉄または銅になるので、熱を均等に伝えやすい特徴を持っています。

そしてホーローは硬く、耐腐食性と耐熱性に優れており、化学薬品や酸、アルカリにも強い特徴を持っています。

ホーローの表面は非常に滑らかで光沢があり、細菌や汚れが付きにくいため、清潔で衛生面を保ちやすいと同時に見た目も綺麗な点が特徴的です。

美術品や宝飾品にもホーローは使われることもあるので、見た目が美しい仕上がりで、色やデザインのバリエーションが豊富です。

ホーロー浴槽のメリット

特徴ホーロー浴槽FRP浴槽ステンレス浴槽人工大理石浴槽
耐久性高い中〜高い非常に高い高い
衛生的高い高い高い
耐熱性・耐薬品性高い非常に高い高い
美観高い中〜高い非常に高い
熱保持性高い高い低い非常に高い
色褪せへの抵抗力高い高い高い
環境に優しさ中〜高い低い中〜高い低い〜中
価格高い低い〜中中〜高い高い
メンテナンスのしやすさ高い
衝撃への耐性低い非常に高い
ホーロー浴槽のメリット比較

この表から、ホーロー浴槽は耐久性や美観、衛生的な側面で優れている一方で、衝撃には弱いという特性があります。むしろ、衝撃への耐久性が低い点と定期的なメンテナンスを行えば、衛生的で熱保持性も高く見た目も良いので、最もおすすめなのがホーロー浴槽と言えます。

ホーロー浴槽のデメリット

デメリット説明
傷がつきやすいホーローの表面は硬いですが、鋭利な物による傷や衝撃には弱いです。
カビや汚れが付着しやすい表面が滑らかでなくなると、カビや汚れが付着しやすくなります。
温度変化に敏感ホーロー浴槽は温度変化に敏感で、急激な温度変化によって割れることがあります。
重量が重いホーロー浴槽は重量があり、設置には注意が必要です。
補修が困難傷や割れが生じた場合、修復が困難で、しばしば全体の交換が必要になります。
コストが高い高品質のホーロー浴槽は他の材質の浴槽に比べて高価です。
熱伝導率が高いホーローは熱を伝えやすいので、冷めやすいという側面があります。
ホーロー浴槽のデメリット

ホーロー浴槽のデメリットとして留意しないといけないポイントは、表面が滑らかでなくなると、カビや汚れがつきやすくなる点です。

なので、頻繁に清掃(ホーロー浴槽の表面を傷つけないように柔らかい素材のスポンジ等を使用)重要です。加えて、軽微なクレージング(表面にできた細かなひび割れ)等の小さな変化を見逃さず、定期的な補修を行うと上記デメリットを補えます。

ホーロー浴槽塗装費用とは

項目概算費用説明
塗装100,000円 - 150,000円ホーロー浴槽の表面を専用の塗料で塗り直します。価格は使用する塗料の種類や作業の難易度によって異なりますが、基本的には10万円前後が相場です。
補修20,000円 – 50,000円小規模な傷やひび割れを補修します。補修範囲の大きさや深さによって費用が異なります。
交換100,000円 – 300,000円以上浴槽代のみで、10万円から30万円と考えておきましょう。古い浴槽を取り外し、新しいホーロー浴槽に交換します。その際に、交換する浴槽の品質やサイズ、取り付け作業の複雑さによって費用が大きく変わります。
ホーロー浴槽塗装との費用比較
  1. これらの費用はあくまで目安です。実際の費用は、選択するサービス提供業者、地域、浴槽の状態、作業内容の詳細などによって変動します。
  2. 特に取り替えの場合は、取り外しや設置にかかる追加費用が発生することがあります。撤去、清掃、新規浴槽の配送、設置等でおよそ50万円から100万円を超えることもあります。
  3. 補修や塗装は一時的な解決策ではありますが、お住まいになられている住宅の築年数や取り替えの費用を総合的に考えると補修もしくは浴槽塗装がおすすめです。

第一に、ポイントは追加費用がかかるかかからないかです。補修や塗装に関しては、写真で浴槽の状態を送ればある程度は見積りがわかり追加費用も滅多にかかることはありません。

一方で、浴槽を丸ごと新しいものに変えると撤去後の状態や浴槽のサイズ、取り付け難易度によっても価格が変わります。なので、予算に余裕がある方であれば、新しい浴槽に変えることがおすすめです。

では、ホーロー浴槽塗装DIYのケースと費用を比較してみましょう。

ホーロー浴槽塗装DIYとプロへ依頼する時との費用比較

項目DIY費用 (円)業者依頼費用
二液性ポリエステル樹脂3,000円
穴補修パテ3,600円
浴槽補修キット1,000円
コーキング剤600円
ポリエステル硬化剤7,100円
マスキングテープ500円
塗料用ローラーまたはブラシ3,000円
スプレーガン6,000円
塗装用のゴーグル3,000円
塗装作業用マスク2,000円
サンドペーパーOr研磨器1,000〜10,000円
不織布製つなぎ服500円
シリコンオフ1,000円
研磨ポリッシャー5,000円
合計37,300円〜46,300円8万円〜12万円

上記は、DIY浴槽塗装と業者依頼の費用を比較した表です。DIYでの労力は相当なものです。ただ、実際に浴槽塗装が具体的にどのような作業なのか、なかなかイメージが持てないと思います。

そのため、具体的な浴槽塗装のDIYの手順や作業をわかりやすく紹介した記事がありますので、そちらをご参考にしてみて下さい。

労力や費用を総合的に考えても、結論、浴槽塗装は業者依頼をした方が労力、費用ともにお得です。

お住まいの住宅の築年数やご予算に合った方法を選びましょう。まずは、無料のお見積もりや詳細のお問い合わせは浴槽塗装専門職人にしてみましょう。

井上保さん

ヌリバスはホーロー浴槽塗装を得意としておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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ホーロー浴槽の寿命と交換をする時の目安とは?

ホーロー浴槽
寿命の段階
状態交換の目安
初期段階 (0-5年)– 表面が新しく見える
– 損傷や色あせがほとんどない
– 交換の必要はない
中期段階 (5-10年)– 軽度の擦り傷や色あせ
– 小さなチップや割れが見られることも
– 小さな修理や部分的な再塗装を検討
後期段階 (10-15年)– 明らかな擦り傷や色あせ
– チップや割れがより顕著に
– 重要な修理が必要、または交換を検討
末期段階 (15年以上)– 表面が大きく損傷
– 塗装の剥がれや大きな割れ
– 交換が必要
ホーロ浴槽の寿命と交換目安

この表は一般的なホーロー塗装の寿命に基づくものであり、特定の製品や使用環境によって変わる可能性があることを注意してください。定期的なメンテナンスや補修により、ホーロー塗装の寿命を延ばすことが可能です。

ホーロー浴槽の劣化原因と種類

ホーロー浴槽の劣化として、最も見逃してはならないのが、「クレージング」と呼ばれる表面にできた細かなひび割れです。表面にできたひび割れを放っておくと、物理的なショック以外でもホーロー浴槽表面の割れや欠けが生じる可能性があります。

表面の割れや欠けはわかりやすく見た目的にも気なるだけでなく、割れ目から浴槽の金属部分が露出しサビが発生する要因にもなってきます。

また、経年劣化、日光による褐色や水質、洗剤の使用による影響でホーローの色が変わることがあります。また、光沢が失われ、表面がくすんで見えることがあります。これは洗剤の使用や磨耗によるものです。

ホーロー表面の滑らかさが失われると、カビや汚れがつきやすくなるだけなく、ざらつきを感じるようになることがあります。これは表面の摩耗や腐食によるものです。

ホーロー浴槽塗装業者の選び方

ホーロー浴槽塗装業者の選び方は、重視するポイント次第で変わります。とにかく施工後の塗装剥げが不安の場合は、保証とアフターケアを提供している塗装業者がおすすめです。また、有毒ガスをとにかく抑えた材料の使用を希望する場合は、材料が選択できる業者を選ぶ方が安心です。

  1. 評判と実績: 過去の顧客のレビューや評価、実績を確認します。
  2. 塗装歴が最低10年以上: 外壁塗装ではなく、浴槽塗装暦が10年を超える業者に依頼するのがおすすめです。浴槽塗装専門でやっている業者をお住まいの地域で探してみましょう。
  3. コンプレッサー(スプレーガン)を使用している:浴槽塗装ではコンプレッサー、つまりスプレーガンでの塗装が塗装剥げを発生させないために必要不可欠です。
  4. 保証とアフターサービス: 保証期間やアフターサービスの有無、内容を確認します。
  5. 対応とコミュニケーション: 顧客への対応や質問に対する返答の速さ、丁寧さなどを確認します。
  6. 塗装の流れと期間:見積もりから施工期間が明確に示されているか。基本的には施工日数は1日から2日で完了します。
  7. 室内塗装専用の空気洗浄機を完備しているか。※プライマー、仕上げ塗料の塗布やクリア仕上はスプレーガンを使用して塗布する関係上、細かな塗料の粒子が空気中に舞うため空気洗浄機は必須です。
  8. 費用の相場:9万円から15万円が相場になります。良心的な価格設定をしている業者がおすすめです。

浴槽塗装業者を選ぶ際に、バスタブ塗装業者の経験が最も大切な要素です。具体的には、どれくらいの年数の経験があるのか大切で、最低でも5年以上の経験がある業者を選びましょう。

ホーロー浴槽塗装は微妙な作業の工程や繊細さで仕上がりに大きく影響を及します。何よりもまず、プライマーと仕上塗料の組み合わせは長年の研究をへて発見できる知見です。どのメーカーを使い塗装するかは、それぞれの業者が研究して獲得する知見です。

特に、塗装が剥がれない組み合わせは重要で外壁塗装とは全く技術も異なるので、浴槽塗装実績が多くて歴も長い業者に施工してもらうのが確実です。また、コンプレッサー(スプレーガン)を使用した施工実績があることが大事です。

具体的には、公共施設などへの施工実績は施工完了後の評価も厳しいので、公共施設への施工実績も大切です。

また、意外と見逃しがちなのが、室内塗装専門の業務用の空気洗浄機です。プライマーや塗料の塗布にはコンプレッサーを使用する関係上、空気上に細かな塗料の粒子が飛びます。このような粒子は健康上、有害なためできる限り塗装専用のマスクをして職人は塗布作業を行います。

しかし、家の室内にこうした粒子が飛んでしまわないように、浴槽塗装のプロは高額な業務用の空気洗浄機を用意して施工を行います。こうした点を怠っていないかどうかしっかり確認する必要があります。

ホーロー浴槽塗装費用まとめ

今回は、ホーロー浴槽塗装費用に関して、補修や交換との比較を見てきました。ご予算や浴槽自体の状態に合った方法でご自宅の浴槽を綺麗しましょう。

また、DIYに関して塗装暦40年の専門家が監修した記事を下記にて紹介しております。